思いがけない出会いから始まった5日間
当初のHISのツアーでの予定はThe KEEホテルでした。しかし、満室だったためHIS(クオリタブランド)からいくつか提案されたうちのひとつが、GRAND MERCURE PHUKET PATONG(グランドメルキュールパトン)。
結果的にこの「プラン変更」が、プーケット滞在を特別なものにしてくれました。ビジネスクラス利用の5泊6日で20万円という魅力的なパッケージでもあったため、円安の今だからこそ、特に価値がある選択だったと感じています。
客室からはプールが見える
このホテルの最大の特徴は、中央に配置された開放的なプールを、客室が取り囲むような独特の設計にあります。私たちの部屋からもプール水面が見え、常にリゾート気分を味わえました。プールアクセスルームへのアップグレードがもしかしたらあるかなと期待していましたが、それは叶いませんでしたが、それでも十分満足できるお部屋でした。
クイーンサイズベッドのツインルームで、広々として清潔感あるお部屋でした。有料のミニバーやセーフティーボックス、バスローブなど、設備も充実。特に設備面で困ることはありませんでした。バスルームのアメニティも一通り揃っていますが、個人的には使い慣れたシャンプーや歯ブラシ、洗顔用品を、いつも持参する様にしています。
ホテルは全室禁煙だと思います。プールアクセスルームなどのバルコニーの付いている部屋か、共有の喫煙スペースで、たばこを吸う事ができます。
Wi-Fi環境も安定していて、リモートワークにも対応できそうな快適さでした。
気になる朝食とディナーは?
パトンエリアのホテルで意外だったのが、朝食時の静けさです。6時過ぎから9時か10時まで提供される朝食ビュッフェは、夜の賑わいが嘘のように落ち着いた雰囲気で、みんな夜の街に繰り出すから、朝は遅いのかなと思ってしまうくらい、誰もいませんでした。
タイ料理に中華や軽い洋食などと種類も豊富で、特に野菜のオイスター炒めは毎朝の楽しみになりました。
滞在中に含まれていた無料ディナーは、圧巻のボリュームでした。洋食かタイ料理を選べるコース仕立てで、私はラムチョップ、妻はチキンを選択。全コースの提供に1時間30分ほどかかる本格的なディナーは、朝食で使用する会場を照明で演出を変え、ゆったりと楽しめる贅沢な時間となりました。夜もレストランはとても空いていて静かでした。
プールサイドバーとBARスペース
ホテル滞在で特に印象に残ったのが、プールサイドバーのスイカスムージー。衛生面での安心感もあり、何度も通ってしまうほどの美味しさでした。また、ロビー近くのBARスペースでは、夜になるとジャズの生演奏がおこなわれ、併設のカフェではタイティーも楽しめます。パンなども販売されており、ホテル内での時間も充実して過ごせました。
観光とリラックスを両立する絶妙な立地
パトンビーチの賑やかなエリアに位置しながら、絶妙な距離感でホテルは静けさを保っています。バングラ通りまで徒歩で行けるので、行は徒歩で行って、夜の観光を楽しんだ後は、トゥクトゥクで大体300バーツくらいで帰れます。
意外と嬉しかったのは、大型スーパー「ビッグC」が徒歩圏内だったこと。新鮮なマンゴーやマンゴスチンを買って部屋で楽しむ時間は、まさにリゾートステイならではな感じがしました。フルーツや魚介類、豚の加工品は日本への持ち込みができないので要注意です。これらは必ずホテルで味わい切りましょう。
セブンイレブンも近くにあり、タラの甘辛い味付けが印象的な、かばやきさんたろうに似たおつまみなど、日本では出会えない味との出会いも楽しめます。
ATMもホテルのすぐ脇にあり、現金の引き下ろしもとても便利でした。
プーケット滞在の理想的な拠点
GRAND MERCURE PHUKET PATONGの魅力は、観光の利便性と快適なリゾートステイのバランスにあります。英語でのコミュニケーションも問題なく、スタッフの対応も丁寧。5泊6日の滞在を通じて、観光拠点としてもリラックスの場としても、理想的なホテルだったと思います。
プーケット旅行を計画している方、特に観光もリゾートステイも両方楽しみたい方には、自信を持っておすすめできるホテルです。
※グルメ情報の詳細は「プーケットグルメ完全ガイド」で、交通手段については「Grabと他の交通手段の比較」で詳しくご紹介しています。