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「LINE OPENCHAT LEADER MEET-UP 2019 WINTER」レポート(後編)

後編

「LINE OPENCHAT LEADER MEET-UP 2019 WINTER」レポート(後編)では、当日催されたコンテンツの内容を、個人的な感想を交えてお伝えしていこうと思います。

当日のイベントでは、前編でご紹介した豪華なお料理を頂きながら、OpenChatリーダーの方による進行のもと、和やかな空気の中でスクリーンに映し出されたスライドを見ながら、OpenChatのこれまでの歩みや今後の展望についてのお話しを聞きました。また、後半にはグループごとに分かれてのワークショップや質疑応答、優秀OpenChatの紹介などもありました。お伝えできる限りの内容をお伝えしていきたいと思います。

※最初に内容に関しての注意事項として、オープンチャットに関しての展望は、現段階で確定していない検討中のものも含まれており、今後、変更もしくは見直しされる内容を含むことをご了承ください。

LINE OPENCHAT LEADER MEET-UP 2019 WINTER」コンテンツ内容

  • オープンチャットリリース前から現在までの振り返り
  • 優秀オープンチャットのご紹介
  • 海外のオープンチャット利用レポート
  • 今後のオープンチャットについて
  • 事前にいただいたご質問への回答
  • グループワークショップ
  • 記念撮影

オープンチャットリリース前から現在までの振り返り

OpenChatヒストリー

History

5/20 事前招待の案内開始

6/28 「LINE CONFERENCE 2019」で発表 公募先行利用の募集開始

7/20 公募先行ユーザー当選通知

8/1 オープンチャット開設開始

8/8 先行利用開始

8/9 トークルーム検索機能公開

8/13 メイン画面”ピックアップ”公開

8/19 一般リリース

8/20 キーワード検索機能停止

10/7 先行ユーザー座談会

10/7~ トークルーム検索機能再開

11/21~ カテゴリー検索機能開始

11/22 大学生向けコンテスト

12/14 READER MEET-UP 2019 WINTER

まず初めにオープンチャットのこれまでの歩みが紹介されました。

こうして時系列で追ってみるとすごくタイトな流れですね。

5/20から事前招待が開始されていたようですが、ぼくはと言うと、6/28の「LINE CONFERENCE2019」で発表された先行利用の公募開始を見て申し込みました。もし見逃していたら今回のイベントに参加させて頂く事もなければ、こうして記事を書いている事もなかったですね。ありがたい限りです。

年代別利用状況

こちらは撮影禁止の内容となりますが(文字起こしはOKとのこと)、意外だったのが50歳以上の利用者が最多だったことで、一番少ないのが30代と言ったところでした。50歳以上の方々のネットリテラシーをあなどってはいけませんね!しかし50歳以上の方々はどういったルームにいるのでしょうか。あまり接点がないので分かりませんが、すごく濃ゆいトークが繰り広げられているのではないかと興味が湧きました。

利用ユーザーが最も少ない都道府県は?

利用ユーザーが最も少ない都道府県は?

こちらはほぼ都道府県の人口順となっており、最も利用ユーザーが多いのは東京、ついで大阪、神奈川となっており、最も利用ユーザーが少ない都道府県は鳥取となりました。

ゲームの次に多いカテゴリーは?

ゲームの次に多いカテゴリーは?
  1. ゲーム
  2. その他
  3. 同世代
  4. 音楽
  5. アニメ・マンガ
  6. スポーツ
  7. 地域・暮らし
  8. 学校・同窓会
  9. 働き方・仕事
  10. 芸能人・有名人
  11. 妊活・子育て
  12. 研究・学習
  13. 料理・グルメ
  14. 乗り物
  15. 動物・ペット
  16. 団体
  17. 金融・ビジネス
  18. ファッション・美容
  19. 旅行
  20. 健康
  21. TV・VOD
  22. 映画・舞台
  23. 写真
  24. イラスト

ゲームに次いで多いカテゴリは「その他」となりましたが、これはカテゴリ未設定とほぼ同じような気がするので、次いで多いのは3位の「同世代」になるのではないでしょうか。ランキング上位のカテゴリを見ると、それぞれのユーザーがどういったテーマを元にしてつながりを持ちたいのかが見えてくるかも知れません。

「地域・暮らし」や、「学校・同窓会」カテゴリが上位にあるところを見ると、ローカル的なコミュニティとしての活用が広くされているのではないかと言ったところも伺えます。

また下層にあるカテゴリでも、今後それぞれのジャンルでのインフルエンサーや、著名人の方々の参入で、ランキングは入れ替わって行きそうですね。

一般ユーザーの皆さまからの声

一般ユーザーの皆さまからの声
  • 日常生活で周りにいない同じ趣味の人と会話ができてうれしい。
  • Twitterと似ているがオープンチャットの方が、匿名性が守られている気がするから発言しやすい。
  • 女の私がSNSでスポーツの話をすると色々言われる。オープンチャットは性別を隠せるので楽しく会話できる。
  • 一生会わないであろう人と会話するのが心地よい。

こちらは僕自身もオープンチャットを利用していて、いずれの声に関してもとても共感できる内容だと思いました。

中でも特に感じるのは、「同じ趣味の人」や、「一生で会わないであろう人と会話する事ができる」と言ったところで、自分が興味のあるジャンルで専門性の高い方とお話しできる事に、もしも中学や高校の頃にオープンチャットがあったらどんなに良かっただろうと思うことが良くあります。大げさではなく人生が変わっていたかも知れません。

一般ユーザーの皆さまからの声2
  • 地域のオープンチャットでは、公式が運営しているSNSでは得られないリアルな情報が得られる。
  • 匿名性はちょっと怖いと思っていた。でも使ってみて、注意してさえいれば逆に安全だと思った。
  • メンバー数が少なすぎるオープンチャットも嫌だし、多すぎるオープンチャットも嫌。100人くらいが居心地がいい。
  • 普通のLINEグループなどと違って、返信の義務がないので、負担なく純粋に楽しめる。

やはりカテゴリのランキングでも地域的な使われ方が上位だったように、SNSで利便性が良くて匿名でローカルなコミュニティと言うと、オープンチャットがこれからのスタンダードとなって行くのではないでしょうか。

メンバー数に関してはルームのテーマにもよるでしょうし、管理人さんとしては皆さんどれくらいの人数でどれくらい活発なルームにした方が、メンバーさんが楽しめるのかと頭を悩ませるところではないでしょうか。

例えば1分に1コメでも足りないと思うルームもあれば、相談ルームでお悩み相談のコメントが1分間に1コメ上がってきたら、それは多いでしょうし。

ただ最終的には、同じテーマのルームが複数ある状態になって行くのではと予想すると、メンバーさんは自分が居心地の良いと思うルームへと流れていくのではいかと思うので、現時点での僕の考えは、管理人さんが思うルームにしたら良いのではないか、と考えています。当然アンケートをまめに取ってメンバーさんの意向に最大限に沿うやり方もあると思います。

またオープンチャットがLINEグループよりも負担がない点を他にあげるとすれば、入退室が気軽にできることもオープンチャットの良いところではないでしょうか。

安心・安全とモニタリング

安心・安全とモニタリング

安心・安全に関する主な対策

安心・安全に関する主な対策
  • 違反行為への取り締まり強化
  • 管理者によるNGワード登録機能開始
  • トークルーム内のNGワード自動削除を追加
  • スタンプ連続投稿に対する対応
  • 未成年及び年齢認証を行っていない方に対する一部利用制限
  • 不適切な投稿、重度な違反行為に対する措置
  • 通知機能を初期値でオフに変更
  • トークルーム退出がうまくできない場合のご案内
  • トークルームのタイトル及びプロフィールで使用できないワードを追加
  • 画像のフィルタリングによる不適切画像の自動削除
  • モニタリング体制の強化

オープンチャットを安心して安全に使えるよう、実にさまざまな対策がなされています。

日本国内・海外によるモニタリング

日本国内・海外によるモニタリング

モニタリングのAIによる自動処理はもとより、日本国内のみならず海外の拠点とも連携して、24時間365日の有人でモニタリングを行っているといった事から、サービスの安全性に掛ける真剣さがうかがえますね。人間がつくっているサービスだと感じられるところもオープンチャットの魅力だと思います。

ついに?アワード ノミネート

ついに?アワードノミネート

今年もっとも苦労したサービスに贈られる、スターフライヤーの “黒星 of the Year”に、オープンチャットがノミネートされたようです。

後日、オープンチャットの公式Twitterで授賞式の模様がツイートされていましたが、くしくも受賞ならず…。

受賞されたのは、「ここは、日本一心の距離が遠いサファリパーク」という自虐的なキャッチコピーの広告で話題となった、サファリリゾ-ト「姫路セントラルパーク」が受賞したようです。

受賞は逃すものの、オプチャ運営さんの苦労は分かる人にはちゃんと分かっていた!

優秀オープンチャットの今後(構想段階)

優秀オープンチャットの今後
  • アワードなどで表彰
  • 専用のエンブレム表示
  • 公式インタビュー記事

専用のエンブレムの「S」というのはスーパーだそうで、海外ではエンブレムが授与されたルームを「スーパー・オープンチャット」と呼んでいるそうです。日本ではまだネーミングが決まっていないとのこと。果たしてどんなネーミングのエンブレムとなるのでしょうか。

またこれらは、多くのユーザーのモチベーションの向上につながるのではないでしょうか。

オープンチャットはアジア各国で展開

オープンチャットはアジア各国で展開時系列はさかのぼりますが、なんとインドネシアでは2年前から、「LINE SQUARE」という名称でオープンチャットが運用されていたそうです。お気づきの方もいるかと思いますが、オープンチャットのルーム内にある利用規約の日付がインドネシアでサービスが開始された時期のようです。

そしてタイでLINE SQUAREがスタートしたのが1年前。

現在はインドネシア、タイでもオープンチャットの名称で統一されたようです。

2020年の着目点

Growth

より多くの人に知ってもらい、使っていただくために。

Engagement

管理者の皆さんやメンバーが、より利用しやすくなるために。

Safety

安心・安全に利用できるサービスに。

オープンチャットのサービスに対して、どこでマネタイズするのだろうなんて考えている方も大勢いるのではないかと思いますが、現段階での収益化は全くと良いほど考えていないそうです。むしろ上層部から収益化のことは考えるな!と通達がくるくらいだそうです。

オープンチャットが良いサービスとなることが、ひいてはLINEアプリの利用時間を向上する事となり、全体の収益の拡大へとつながっていくのではないでしょうか。

多く寄せられたご意見・ご要望

多く寄せられたご意見・ご要望

通知

  • 未読数が増えると読む気がなくなる。数まで表示しなくていい。
  • 通知OFFにしても件数表示されて紛らわしい。

入室・強制退会表示

  • 「強制退会」というワードによって非表示設定できるようにしてほしい。
  • 活発なトークルームだと参加logが多くトークが見ずらい。

送信取消

  • 誤って投稿したとき、すぐに自分で削除できないのが怖い。
  • 管理者/共同管理者しか投稿削除できないのは不便。

メッセージ検索

  • 過去の会話をもっと遡りやすくして欲しい。
  • 質問などが重複していないか確認したいので、トーク検索ができると良い。

アナウンス

  • アナウンス機能が使えない。過去の投稿まで遡らなければ読み込めない。
  • 新しく参加したメンバーがアナウンスを確認できない。

これらはすべて何らかの形で改善されそうな気がしますね。

現在検討をしている改善や新機能をご紹介いたします

現在検討をしている改善や新機能をご紹介

※以下の内容は現在検討中のものも含まれており、今後変更または見直しされる場合もあるとのこと。

より便利・快適に

  • 通知の表示方法の選択(Nマークor件数)
  • スマートフォン版の「メッセージ検索」
  • メッセージの「送信取消」
  • メッセージに対する「いいね機能」
  • 画像の保存が長くできる「アルバム機能」
  • プロフィールアイコン画像の提供

いずれもうれしい機能ですね!多くの方が待ち望んでいた機能ではないでしょうか。

プロフィール画像の提供に関しては、著作権や安全性の面でも必用ではないかと考えていたので、画像が提供される事で安心して、アイコンを付けてくれるメンバーさんが増えていくのではないでしょうか。

より管理・活性化しやすく

  • 「入室/強制退会 表示」ON/OFF切り替え
  • 新規メンバー入室時に管理者に通知
  • 既存の「アナウンス機能」の正常化
  • 「入室前の案内ポップアップ」の表示
  • お知らせ&FAQ bot、3rd Party Bot
  • メンバーの「活動状況」可視化

こちらに関しても多くのユーザーが待ち望んでいた機能ではないかと思いますが、ここまで来るとすべて実装されたら、今までのオープンチャットとは驚くほど様変わりしそうですね!

個人的には複数ルーム管理するうえで、新メンバーさんの入室時の自動対応なんかのbotがあったらすごく助かるなあと思っていたので、新たにさまざまなbotが搭載されていく流れになる事にはかなり期待してます。

また、さまざまな3rd Party Botが開発されゆけば、オープンチャットのトークをより鮮やかなにしてくれるのではないでしょうか。

ただ技術的なことは分かりませんが、すごく大変そう…。

もっと多くの方へ

  • 外部検索サイトにオープンチャット表示
  • ゲームサービスなどとの連携(API提供)
  • シーズナルなどのイベントの実施
  • コラボキャンペーンの実施

こちらもいずれも魅力的な内容ですね!

外部検索サイトにオープンチャットが表示されるようになると、メンバーさんが多く集まりそうなジャンルのルームでは、現状のルーム上限5,000人ではキャパが足りないような気もしてきますね。

質問コーナー

多くの方がさまざまな質問をされました。ぼくも何点か質問させて頂きましたが、質問の内容は割愛させて頂きます。

グループワークショップ

20分間のグループワークショップが行われました。

多くの方の意見に触れることができ、とても良い刺激となりました。

記念撮影

最後に記念撮影をして楽しかったイベントは幕を閉じました。

イベントを終えて

日々さまざまな対応に迫れれる中で、新たな企画を次々と打ち出し、今回のmeet-upイベントに参加させて頂いた中だけでも、端々にものすごく気配りを感じました。

また、今回さまざまなメンバーさんとの交流の場をつくって頂いた事に感謝です。

参加されたメンバーさんたちの熱い思いも感じることができ、本当にとても素晴らしいイベントでした!

【レポート】LINEオープンチャット 初イベント「優秀オープンチャット」受賞者コメント

LINEオープンチャットの初イベント「優秀オープンチャット」受賞者コメントの内容が、LINE OpenChat公式noteにて記事化されました。

受賞者の発表では、受賞された先行ユーザーの方々が、どのような工夫をされて来たのかをそれぞれに語られています。とても参考になるアイデアばかりですので、こちらも合わせてご覧ください。

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