1周年をむかえたLINEオープンチャットを振り返ってみた(2020年8月19日)
LINEオープンチャットは、2020年8月19日、一周年をむかえる事となりました。
そこで、2019年の8月8日から先行ユーザーとして、オープンチャットのサービスを1年ちょっと使わせて頂いたなかで、個人的に印象深い出来事なんかを振り返ってみたいと思います。
サービス自体の歩みは、MEET-UPイベントの記事で詳しくまとめているので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。
それでは最後までお付き合い頂ければ幸いです。
オープンチャットとの出会い
オープンチャットとの出会いは、インターネットでたまたま、2019/6/28に開かれた 「LINE CONFERENCE 2019」での、公募先行利用の募集を見かけたことがキッカケでした。
LINEのサービスを使ったコミュニティの運営は、今から6年前に始めたLINEグループがスタートでしたが、mixiなんかのコミュニティもそうですが、さかのぼれば、2000年代の初頭にあった、プロバイダのエキサイトが運営する、「エキサイトサークル(現エキサイトフレンズ)」が、オンラインコミュニティでコミュニティをつくり始めたキッカケでした。
そんなオンラインコミュニティ大好きっこなので、オープンチャットの公募先行利用を見かけたときは、迷うことなくすぐに申し込みました。
本当にたまたま見かけたことで今につながっているので、ありがたいとしか言いようがありません。
そして、公募先行ユーザーの当選通知は7/20に頂きました。
この時はまだ、どんなサービスなのか、その後の展開もまったく予期していなかったので、なんとなく先に使ってみるだけなのかな、なんて考えていました。
トラブル続きのはじまり
先行利用の当選通知を頂いたあとは、8/1から先行利用だという連絡を受けて、チャットルームを始める準備をしていましたが、オープンチャットリリース当初は、LINE自体にオープンチャットの機能が搭載されておらず、アクティベートする為のサイトを一度踏んでから、アクティベートしないと使えない状態でした。
そして、8/1にアクティベート開始後に、すぐにサイトでのアクティベートができない状態に。結果として、先行利用の開始は8/8からスタートするかたちとなりました。
そこから、無事に先行利用がスタートして、8/19にオープンチャットが正式リリースされた訳ですが、リリースされて間もないオープンチャットの状況は、ぼくとしては想像しえなかった状況となりました。
出会いを求めるためのルームが続出
今のような、NGワードフィルターの無い状態で一般リリースされたオープンチャットには、次々と出会い系ルームが立てられ、「出会い」というキーワードで検索すると、無数の出会いを求めるルームが乱立させられ、運営さんも対処しきれない状態となり、翌日には検索機能が停止となりました。
そして、各ネット媒体は最初からそうなる事を分かっていたようで、しっかりとスクショ付きで、その翌日には次々と、「オープンチャット出会いの巣窟か?」「LINE大丈夫か?」なんて感じの記事がアップされ、また、オープンチャットの公式Twitterには、「安心してLINEを自分の子供に使わせられない。」などの声が多く寄せられる事態となりました。
また、個人的には荒しという訳ではないと思いますが、新しいサービスに、どっと流れてきた多くのユーザーが、わいわいお祭りさわぎで暴徒化したような状態となり、それがあちこちのルームに訪れたことによって、至るところのルームが荒れた状態になってしまいました。
ぼくはというと、先行利用開始から20ルームくらいを開設していたのですが、荒れる可能性のあるルームはすべて、オープンチャットの機能である、「承認制」にすぐに切り替えてクローズにしたので、クローズにしたらいいのにと思いながらみていました。
ぼくは今でもそうですが、頻繁にチャットルームをオープンとクローズに切り替えて、メンバーさんの流入量を調節しています。一度にあまり入りすぎても結局、全体でのコミュニケーションが取れず、定着率を下げる要因となるので。一番肝心なのは、情報の共有もありますが、メンバーさん含め全体でのコミュニケーションを取るためにルームを運営していますから。
座談会のお誘い
そんな状況の中で、最初は凍結に関するお問い合わせのメールを送って、回答を頂いたことをきっかけに、「回答してもらえるんだ!」と思って、うざがられても何かしらのつながりがつくれるのかなと、運営さんに往復にしたら50件くらい、頻繁にメールを送っていたのですが、それが功を奏したのかは分かりませんが、10/7に、オープンチャットの先行ユーザー5人を招いての座談会に招待して頂く運びとなりました。
上手にやっていくコツとは? オープンチャット運営のポイント【座談会レポ:前編】
3ヶ月つかって分かった!オープンチャットの楽しみ方【座談会レポ:後編】
フェイスブックログインの終了
2019/10/2に記事をアップした、「運営さんへのメールインタビュー」の中にもありますが、LINEの不正利用としても、オープンチャットの荒らし対策としても、フェイスブックログインの終了は、LINEに取って大きな変化だと思います。
若年層のルームで特にあるのが、荒し情報の拡散のテンプレですが、ルーム間をまたいでの荒し情報の拡散自体が既にチェーンメール化していて、それ自体が荒らしの思うつぼのような気がしていますが、実際の荒らし行為自体は、フェイスブックログインの終了によって、大きく減ったのではないでしょうか。
1年経過して一番に思うこと
その後は、オープンチャットの公式イベントに招待してして頂くこととなりましたが、一年経過して一番に思う事は、一年前にはコロナが流行して、世界中が今のような状況になっているとは思っていなかった、ということです。
ぼく自身、コロナではなかったものの、丁度コロナで騒がれていた4月に、熱が2週間続き、PCR検査を受けていたこともあり、やはり1年経過して振り返りをしたときに、コロナはどうしても外せません。
その中で、オープンチャットは、地域情報の共有であったり、コロナに関する情報や、少しでも自粛ムードを広める活動や、長期間のつらい自粛を少しでも和ませてくれるルームが沢山あり、ソーシャルディスタンスを保つための一助となったのではないでしょうか。
本当は、もっと語りつくせない色々な出来事がありましたが、個人的にうれしいと思うことは、今まで誰の目にも止まらない形でしてきたことが、オープンチャットというサービスにつながるとは思ってもいなかったので、本当に、先行ユーザーから最初に座談会に招待して頂いた運営さんありがとうございます。
オープンチャットが多くの人の生活を、より豊かなものにしてくれるサービスになるよう、心から願っています。
オープンチャット1周年おめでとうございます!