チャットルームから管理者がメンバーを退会にさせた時に退会にした人が分かるよう表示変更
オープンチャットで、チャットルームからメンバーを退会にしたときに、誰が退会にしたのか分かるよう、「強制退会ログの変更」が、iOS版LINE10.12.0、Android版LINE10.12.0でおこなわれました。チャットルームのメンバーを退会にした場合、以前とはちがい、「○○が○○をこのオープンチャットから退会させました。」とトークに表示されるようになりました。
これまで退会にした場合の表示
○○が退会させられました。
表示変更後
○○が○○をこのオープンチャットから退会させました。
退会にした人のHNが毎回表示されてしまうのは、すごい圧迫感がありますね。また、共同管理人をお願いしておらず、管理人が一人の場合は必用がない気もしますね。
そもそも、退会にした場合の表示はメンバーさんが委縮してしまうので、退会の表示自体なくしてほしいという声もあったくらいなので。
なぜ今回、退会の際の表示を変更したのか、オープンチャットの現状を踏まえ、独自の見解をのべていきたいと思います。
誰が退会にしたのかでもめる場合がある
共同管理の方を信頼していて、どのような状況で誰が退会にしても誰も文句がない場合は問題ありませんが、「なぜ退会にしたんだ?退会にしたのは誰だ?」というトラブルは良くあります。
今回の表示の仕様変更により、このトラブルは完全になくなると思いますが、今後は逆に共同管理者の方は、退会にしずらくなってしまい共同管理者としての任務を果たせない状況が出てくることも懸念されますね。
共同管理権限をもらい管理人がいない夜間帯などを狙ってメンバーさんを全員退会にする荒らし行為をするユーザーが多かった
これは以前から問題になっていたのですが、共同管理権限をもらい、メンバーさんをかたっぱしから退会にしていく、いわゆるルームの破壊行為を行うユーザーが多く確認されていました。
今回の退会表示の変更の主な要因は、この荒らし行為の対策が主な目的ではないかと考えます。
本来であれば、管理人だけが誰が退会にしたのか分かるような機能が好ましかったのかもしれませんが、技術的な部分で実装がむずかしく、今回のような、誰が退会にしたのかトークに表示される仕様になったのかもしれません。
今回の仕様変更により、共同管理権限をもらい、メンバーさんをはじから退会にする荒らし行為への抑止力はとても大きいのではないでしょうか。
次に、このような問題が起こらないための、共同管理者の選び方についてご紹介します。
※このアップデートは強制退会の権限を悪用する共同管理者の問題に対しての解決方法として実施をしました。強制退会のログの非表示のご要望も多くいただいていることから、引き続き強制退会ログに関するアップデートは継続してまいります。
アップデートのお知らせ 2020年7月15日
共同管理者の選び方
オープンチャットで共同管理者をお願いする場合、匿名性のチャットでもあり、相手のことは誰でもほとんど見えません。そんなオープンチャットで共同管理をお願いする場合に、注意する点や、どういった人にお願いしたら良いのかを解説していきます。
絶対に共同管理者にしてはいけないパターン
入室してすぐ権限くれという人には絶対にあげない
これは一番あげてはいけない人です。ルールも読まない、マナーも悪い、管理する負担を分かっていない、そしてルームのことをよく知らないのに、いきなり権限くれといってくる。
こういうひとは権力が欲しいだけの、ただ目立ちたい人なので、絶対に共同管理権限を与えないようにしましょう。こういう人に限って権限の付与をお断りするとすぐ抜けていきます。
押しが強すぎて自分が負けてしまうような人
柔軟にメンバーさんや共同管理の方の意見を取り入れ、それをまとめて運営していける場合は大丈夫ですが、押しが強すぎる人を共同管理に選んでしまって、自分の思うようにルーム運営ができなくなり、困っている管理人さんは多くいます。
お互いの意見を尊重しながら、楽しく一緒にルーム運営できる人を共同管理者に選びましょう。
共同管理をお願いするときのポイント
謙虚なひと
普段から謙虚な方にお願いするのはベストです。メンバーさんに対して、共同管理者だという理由でマウントを取られるような方には絶対にお願いしたくないですね。
共同管理者でなくても最初からそのようなふるまいをしてくれている人
もうこれに尽きるといっても過言ではありません。新メンバーさんが入ってくれた時にあいさつをしてくれる。ノートにある自己紹介やルールとマナーを案内してくれる。ぼくはこういう方にお願いするようにしています。
共同管理者は自分をふくめ5名がベスト
自分をふくめ奇数にしておくと、共同管理人同士で話し合って決めるさいに、意見が割れたとしても、自分が最後に投票する場合、決定権が自分にまわってきます。また、5名くらいが話しがまとまりやすい人数でもあります。
共同管理者との連絡の取り方
匿名で、外部SNSへの誘導が禁止されているオープンチャットで、共同管理者の方と連絡をとるためのベストな方法をご紹介。
共同管理者だけがいる管理人ルームをつくる
オープンチャットで共同管理者だけ参加できるルームをつくり、そのルームで共同管理者の方と連絡をとるのがベストです。
管理人(運営)ルームをつくる
まずはじめにオープンチャットのルーム作成で、共同管理者の方と連絡を取るためのルームをつくります。
このときに、最初はだれでも参加できるようにしておきます。(年齢制限や機種によって、承認制のルームへの参加ができないユーザーがいるため。)
メインルームのノートに管理人ルームのリンクを貼って誘導
共同管理をお願いした方がトークにいる時がベストです。メインルームのノートに管理人ルームのリンクをつくって、そこから管理人ルームに誘導しましょう。
このときに、おなじHNとアイコンで入室して、入室したら誘導用のリンクを貼ったノートに絶対に良いねをするように伝えましょう。こうしないと、勝手に入ってくる人がいます。
共同管理者が運営ルームに参加したらメインルームに貼った入り口を消して運営ルームを鍵付きの非公開に
共同管理をお願いした方が無事に運営ルームに参加してくれたら、まずはメインルームのノートにつくった、共同管理ルームのリンクがあるノートを削除します。
つぎに、運営ルームを検索非公開にし、公開設定を「参加コードの入力」にし、運営ルームを非公開クローズルームにしたら完成です。
運営ルームの存在をほかのメンバーさんに知られたくない
共同管理のルームがあることを知られたくないとおもう方もいるかもしれませんが、共同管理者の方と話し合って決めたという内容と、自分の独断で決めたこと、では、共同管理者の方と話して決めたことの方が、より民主的で、説得力もその方が大きいため、共同管理人さんと話し合うルームの存在をメンバーさんが知ることは、むしろプラスと考えても良いかも知れません。