オープンチャットのアカウントが凍結されないために
オープンチャットを普通に使用していても、一定の条件に掛かってしまい凍結となる場合が多いので、オープンチャットを使う上で気を付けなければいけない、オプチャ垢の凍結基準について解説いたします。
まずはじめに、オープンチャット運営では、凍結基準の公開はしていません。
しかし一部の内容に関しては、オープンチャットの公式イベントで公表されており、今回の記事は、「LINE OPNECHAT LEADER ONLINE MEET-UP2020 JUNE」、に参加させて頂いたときの内容と、筆者が、凍結を何度も食らいまくって実証した内容、ほかのユーザーの利用状況から判明した内容から、オープンチャットを正しく使うための、凍結基準と凍結にならないための正しい使い方について解説します。
ユーザーの利用状況によりアカウント凍結の基準は常に変化していくので、この情報は2020年7月13日時点のものとなります。
ユーザーが安心・安全にオープンチャットを利用できるために
まずはじめに、オープンチャットを安心して安全に使うことができるよう、運営がどういった点に着目し、利用規約や凍結基準を決めているのか、公開された資料をもとに見ていきましょう。
重点的に着目している観点
特に重点的に着目しているのは、匿名性ならではの危険をはらむキーワード。
これらのキーワードに関するような悪意ある行為は、凍結もしくはアカウント停止となります。
未成年ユーザーへの啓発
未成年ユーザーへの啓発といった活動で、サービス開始から特に問題になりがちな4項目をピックアップして、それをトーク画面に直接送信できる縦長サイズの画像や、ノートの表示・シェアに最適なサイズの画像をつくり、ユーザーがシェアしやすいようにして、認知をはかることができるような活動をしています。
つまり、ここに挙げられている4つの行為は、オープンチャットを利用するうえで、特に気をつけなければならない内容といえ、違反した場合はアカウントの停止になる確率が高いといえるでしょう。
迷惑行為の対策強化
荒らし行為など迷惑行為の取り締まりを強化
- 通常モニタリングとは別の調査チーム
- 専用フォームによる情報収集
- ユーザーと同じ視点で実際にルームに入ってからの実態調査
モニタリング体制
LINEのモニタリンググループ
LINEグループのさまざまなサービスのノウハウを共有して、モニタリングをおこなっているそうです。
24時間365日の有人+AIによる自動処理
世界5拠点で24時間365日の有人でのモニタリングと、AIによる自動処理によりモニタリングをおこなっているそうです。
モニタリングで何をしているのか
- 通報された発言付近を抽出して確認
- 通報されてにない特定キーワード発言抽出
- キーワード別にスコアリング指定
- スコアにより優先して目視確認や自動削除
- ユーザー単位で全ルーム横断した発言確認
- 問題があれば投稿の削除や利用停止措置
- トークルームの表示制限の属性不要
- ユーザーに紛れ込んで直接パトロール
- など…
注意しなければいけないキーワードはすべてスコアリング
注意しなければいけないキーワードに関しては、すべてスコアリングを指定しているそうです。その中で、スコアが高いものから優先して目視で確認。本当にクリティカルなものは、すぐに自動で処理されているようです。
また、問題のあるユーザーの動向に関しては、ルームをまたいで他のルームでも問題のある行動を行っていないか目視確認しているそうです。
更には、ユーザーに紛れ込んで実際にパトロールをしたりもしているそうです。
モニタリングの仕組み
- まず送信ボタンを押した後に、表示される前と表示された後の大きく分けて2つがありますが、送信された後に表示されるまでの間に、全件サーバー側で瞬時にAIによる画像判定をしています。
- ここでクリティカルなものが引っかかった場合は、NGとして「ポリシー違反」の表示されるようになっています。これは今年の春くらいから始まっています。
- もう一つは、表示されてしまうのですが、その後様々なフィルターがセットされていて、そこで全てスコアリング化されて、その中で目視確認や自動で高スコアのものは削除されるようになっています。
画像とコメントではどちらがクリティカルか
画像とコメントでは、当然、画像のほうがクリティカルなため、画像のモニタリングはコメント以上に強化しているそうです。
テキストに関しては、表現の自由ということもあり、現状では、「クリティカルなもの」、「放送禁止レベルのもの」、に絞って規制しているとのこと。
凍結のほとんどはAIによる自動的なもの
凍結のほとんどは、AIによる自動的な処理だと考えて良いと思います。逆にいうと人的な凍結を受けた場合は、永久凍結の可能性が高いといっても良いかも知れません。
投稿自動ブロック&利用停止制限の条件
過去の違反投稿の膨大なデータ分析をおこない、類似する問題行動がおこなえないよう、自動削除や利用制限を行っているそうです。
- 一定の通報数でのユーザー利用停止
- 一定基準で検索、カテゴリー等の非表示
- 短時間スタンプ大量送信の停止、自動削除
- LINE IDや電話番号の自動削除
- 特定ワードのルーム作成NG
- 特定のワードでニックネーム作成NG
- 一定時間内に大量のトーク送信
- 一定時間内に一定数のトークルーム送信
- 一定時間内に同一内容のトーク送信
- 特定URLの複数回送信
- 一定時間の一定回数の入退会
- ユーザー単位で懲戒のスコアリング
- など…
アカウントが凍結になりやすい5つのパターンとならないために気をつけること
それでは、アカウントが凍結になりやすい5つのパターンをみていきます。
1.なんできえたんだろうと思って何度もおなじコメントや画像を投稿しない→凍結
AIによる自動削除がおこなわれた結果なので、何度も繰り返すと凍結になります。
また、場合によってはルームの管理人さんが設定しているNGbotにキーワードが掛かって消えてしまった場合もありますが、いずれにしても何度もおなじコメントや画像を張り付けるのは絶対にやめましょう。
2.外部のSNSリンクやQRコードを貼らない→凍結
外部SNSへの誘導は禁止されているので、外部SNSへの誘導は絶対にやめましょう。
ただし、コンテンツとしてのTwitterなどの貼り付けはOKなのですが、AIがトークルームの前後の文脈をモニタリングして判断しているので、場合によっては、出会い目的ではないコンテンツとして貼ったつもりのTwitterなどのリンクが削除されることがあります。
その場合に、消えてしまったからと言って何度もトークルームに張り付けるとこちらも凍結となります。アイコンをQRコードにするなども絶対にやめましょう。
3.画像を一度に大量にアップしない→凍結
こちらは以前より厳しくなっており、一度に30枚以上の画像をオープンチャットのトークに送信すると短時間の凍結となります。LINE自体の画像をアップできる機能としては、1度に50枚まで選択できるようになっているので、くれぐれも29枚までにするようにしましょう。
短時間内に連続して、同様の動作を行う場合も、凍結となります。
また、荒し目的で大量の画像をトークルームに送信した場合は、あきらかな悪意のある行為として、永久凍結になる可能性が高いので、絶対にやめましょう。
4.複数のルームに同じテンプレートを転送しない→凍結
LINEの仕様上、LINE内での転送は10個のアカウントに行えますが、オープンチャットのルーム5ルーム以上に転送を掛けると短時間の凍結となります。
複数ルームを運営していてあいさつなどを転送したいときは、4ルーム以内にとどめるようにしましょう。
また、たとえ4ルーム以内にとどめたからといっても、この動作も何度も繰り返すと凍結になるので気をつけましょう。
5.ルーム招待や外部リンクの宣伝などを複数ルームに貼る→凍結
こちらは迷惑行為の、俗にいうスパムに該当し、凍結の対象となります。オープンチャット内の通報の選択項目にもスパムがあように、代表的な迷惑行為にあたるので、リンクを色々なルームに貼ってまわる行為は絶対にやめましょう。
こちらは悪質な場合、永久凍結になる可能性が高いです。
凍結になった場合の対処法
短時間の凍結が解除されたからと同じことすると凍結時間は伸びる
また同じ動作をすると凍結時間がどんどん伸びていきます。
つまり一度凍結を受けた時点で、AIによるユーザーの自動追尾(俗にいうロックオン)され、その後の行動をAIにモニタリングされています。
身に覚えのない凍結の場合は運営さんにお問い合わせ
凍結されたことに心当たりがなく、どうしてもおかしいと思う場合は、「LINEオープンチャットのお問い合わせフォーム」から、運営さんに状況を報告しましょう。その場合、凍結になってから最低1時間以上は経ってからお問い合わせをするようにしてください。※1時間以内に凍結解除される場合があるからです。
凍結が解除されるまでの時間は
凍結をくりかえすと凍結時間は伸びる
凍結の時間は短いもので数分から1時間、1日、それ以降へと伸びていきます。
また、凍結された理由によっては、最初から長時間の凍結や、永久凍結となります。
永久凍結の7つの基準
1.ルームを荒すなどの破壊行為をする
チャットルームを荒したり、副管理人になりメンバーさんを全員退会させるなどの、ルームを破壊する行為が確認されたときは、破壊行為をおこなったユーザーはオープンチャットが永久に使えなくなります。また、LINE自体が永久凍結される場合もあります。
2.明らかに悪質な画像やコメントの貼り付け
明らかないやがらせ行為と認められたときは、こちらも永久凍結の対象となります。
3.誹謗中傷など他人を傷つける行為
こちらはいうまでもなくダメダメです。
4.ルームをまたいで荒す
匿名といえども、運営側では当然、ユーザーを特定することが可能です。問題のあるユーザーは、AIによるモニタリングbotの追跡がおこなわれ、また目視でも問題発生まえとあとの行動はすべてチェックされます。ルームを変えたからといって良いということはありません。
5.LINE IDやQRコードの貼り付け
こちらは外部SNSの貼り付けよりも厳しく、管理人が自身のLINEQRコードを貼りつけたり、個人のLINEへ誘導すると運営しているチャットルームが削除されます。
6.性的ないやがらせや出会い目的
通報の項目にもある悪質な行為です。
7.そのほか規約違反に該当する悪質な行為
利用規約をよく読んでオープンチャットを利用しましょう。
アカウントが永久凍結にならないために必ず読もう
オープンチャットを利用する場合、「はじめに読む安心安全ガイド」をかならず読んで、ルールとマナーを勉強しましょう。
LINEおよびオープンチャットは開示請求にも対応※注意
開示請求は、プロバイダ責任制限法第4条に基づく情報開示請求です。これは、インターネット上で他者を誹謗中傷するような表現を行った発信者の情報(住所・氏名・登録された電話番号等)について、プロバイダに対して、情報の開示を求める制度です。
https://www.vbest.jp/personal/eraserequest/disclosure_request/
すでに何件もの開示請求に応じているそうです。
ルームが削除される条件と削除されたときの対処法
ルーム開設時にすべてのルームをモニタリングチームが目視でチェック
新しく開設されたすべてのルームと、既存のルームの、ルーム名やルームの説明文や背景画像の変更が行われると、運営のモニタリングチームがすべてのルームを目視でチェックしています。
ルーム名や説明文などを変更すると、検索にしばらくのあいだ表示されませんが、それはモニタリングチームがすべてのルームを目視で確認しているためです。
トークルームの表示制限や削除
トークルームは露出制限や強制削除がおこなわれる場合があります。
- 新規作成直後や情報更新直後は全件目視チェックを実施(完了まで非表示)
- 未然に問題の起きる可能性が高いトークルームを自動で表示制限
- トークルームに実際にパトロール参加してトークやノートをチェック
未然に問題が起きる可能性が高いトークルームには、自動で表示制限をかけているそうです。なにか起きてからではおそいので、これに関しては、1時間単位でリフレッシュしているそうです。
また、トークルームに参加して、トークやノートのチェックもされているとのこと。
トークルームの表示制限は、オススメには出さないようにしようとか、ランキングには出さないようにしようとか、すべて人の手で仕分けているそうです。
ルームが検索に表示されない場合の対処法
ルームが検索に表示されない場合は、ルームのタイトルや説明文に不適切なワードが含まれている可能性が高いです。ルームのタイトルや説明文を修正して、30分以上は時間を空けて検索に表示されるか確認してみましょう。目視で確認しているため、検索に表示される時間にはばらつきがあります。
また、なにをしても検索に表示されない場合は、完全に検索除外されています。
検索除外されたルームがまた検索に復活する可能性は
可能性はあるそうですが、どのような運営基準で非掲載になったかによって、再度掲載されるまでの時間は変わってくるそうです。自動的に検索除外された場合は、問題が発生しないことが確認された後に、早期に再掲載される場合があるとのこと。
しかし、人的なモニタリングで検索除外になった場合は、再審査のサイクルが不定期のため、しばらくは表示されない可能性が高いみたいです。
つまり、こちらからもうかがえるように、人的なモニタリングで除外された場合の方が、ペナルティが高いということがうかがえます。
ルームが削除される5つの条件
自分のルームへ自分のLINEIDの貼りつけ
LINEIDの貼り付けは特に厳しく、自分のルームに自分のLINEIDを貼りつけた場合は、ルームが削除されます。そのほかの外部SNS誘導に関しても場合によっては同じ処分を受ける可能性が高いので、十分に気をつけてください。
つまり、LINEIDとオープンチャットのユーザー識別因子の紐づけは、きちんとされており、運営側では常に認識可能な状態にあるということになります。
目的のないオフ会の開催や計画
そもそもオフ会に関しては公式的に許可が出ていますが、ルームのテーマに沿っていなかったり、目的のないオフ会の開催にかんしては一切NGです。
出会い目的であったり、出会いを助長するようなオフ会の開催や計画はやめましょう。
迷惑行為を目的としたルーム
こちらはそもそも規約違反に該当する行為なので当然NGです。即削除の対象となり、該当のユーザーにはAIによる自動追尾が付きます。
規約違反に該当する営利目的のルーム
有料サロンとしてのオープンチャットの利用は、じつはOKなんです。それ以外の規約に掛かる営利目的でのチャットルームの利用が発覚した場合、ルーム削除となります。
そのほかすべての不適切なルーム
オープンチャットは12歳以上の未成年から、大人まで幅広い年代の人たちが、安心して楽しめる場所です。こちらも当然、不適切な使用が認められたら削除されます。
ルームが削除されてしまったときの対処方法
削除されたルームはもとにはもどらない
一度ルームが削除されてしまうと、これはばりはもとにはもどりません。これは間違って削除されてしまった場合でもおなじです。
新しくルームをつくる
ルームが削除されてしまったら、また、いちからメンバーさんを集めるしか対処法はありません。
ルームが削除されないよう、正しいルーム運営を心がけましょう。
【サービス開始10ヶ月/最新の運営状況 】
LINEオープンチャット 初オンラインイベントを開催!
こちらのオープンチャット公式noteは、オープンチャットの最新情報が満載です。合わせてこちらもお読みくださいませ。
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