連載インタビュー第3回は中国語オープンチャット 管理人の夏季老師
今回のインタビューは、オープンチャットのさまざまな機能を活用し、みんなで楽しく中国語の勉強ができるトークルームを運営する、「中国語勉強中!」 管理人の夏季老師です。
「中国語勉強中!」は、毎年、LINEオープンチャットで、優秀な活動をされたトークルームに贈られる、「Open Chat Award 2020」 も受賞された、自宅にいながら、スマホを使ってLINEオープンチャットから、気軽にみんなで楽しく中国語を勉強することができる、中国語学習のための、学習系オープンチャットです。
夏季老師のトークルームは、LINEオープンチャットのさまざまな機能を活用し、オープンチャットの使い方のアイデアも実に豊富。
メンバーさんみんなと一緒に考え、さまざまな機能を駆使し、自身が考える、独自の「日本人のための中国語の学習法」 の、オンラインでの提供を、みごとに実現されています。
夏季老師(なつきろうし)
2020年8月から、中国語学習のためオープンチャット、「中国語勉強中!」を運営。
トークルームでは、チャットはもちろんのこと、ボイス機能や画像投稿機能など、さまざまな機能を活用し、初級者から上級者まで一緒に中国語を勉強することができます。
メンバー数は1200人以上※2021年3月現在
オープンチャットでの活動
公式オンラインイベント「Meet-UP2020JUNE」参加
第2回 LINE OpenChat Leader Award受賞
以前からの主な活動
中国語発音・文法セミナー講師
生徒向けの教材としていつでも視聴可能な動画をYouTubeに投稿
舞台通訳
最近の活動
好きなこと
SNS
インタビューの内容【前編】
第3回のインタビューは、夏季老師が運営する、「中国語勉強中!」 での、オープンチャット活用方法と、それを活かした中国語の学習法を解説していただく中で、オープンチャットのさまざまな機能や、その活用のためヒントも、あわせて知ることができる内容になっています。
そのほかにも、これまでメンバー数1200人を超える、学習系チャットルームを運営されてきた中での苦労や、これまで教育者として、中国語にたずわってきた中で生まれた、教えるということに対する姿勢など、オープンチャットのルーム運営に役立つ情報が満載です!
それでは最後までよろしくお願いします!
※このインタビューは、2020年7月22日に、Zoomを使ってオンラインインでおこなったもので、内容は、その時点でのものとなります。
「中国語勉強中!」管理人 夏季老師に聞いてみた
「中国語勉強中!」ってどんなトークルーム?
夏季老師
基本的には、「中国語を勉強している学習者の方が集まるルーム」 になっています。
中国のひとも入ってくるので、中国のひととのやりとりのなかで発生する勉強っていうのもあるんですけれども、
基本的には、「日本人同士が日本語で話して、学習の方法とかそういった情報交換をする場所」 っていうことでやっています。
でも、独学の方じゃなくて、先生に習っている人とか、学校に行っている子とかもいるので、独学者限定っていうようにはしてないんですけども。
中国語を勉強している人だったら情報交換に入ってくれたらいいな っていう感じです。
ルーム開設の経緯
オープンチャットを始めたきっかけ
夏季老師
たしかTwitterで見かけて、
オープンチャットのサービスを開始するよって
最初にサービスが始まった時って、大体一番目にはじめたひとが、結構うまいこと行ったりするっていうのあるじゃないですか。
先行者利益だったり、経験した時間経過の差は追いこせなかったりしますもんね。
LINEがはじめた匿名のチャットサービス
夏季老師
LINEって大きなサービスなので、それで匿名で始めたっていうのは、とくにTwitterやってるとですね、匿名で情報交換をしたいっていうひと、多いんじゃないかなとは思ったんですけども。
中国語のルームっていうのがないうちにやっとこ、っていうのが一番おおきいかな笑
ねお
需要予測をしたうえで、ブルーオーシャンに飛びんだ感じなんですね!
思い立ったら即行動
ねお
それで8月8日から、ルーム運営を始められたんですね!
事前に申し込んでって感じですか?
夏季老師
先行利用に申し込んだ記憶はなくて、私の性格からいって、メール送って申しこむとかっていうのは、多分やらないんですよ。
サービスが始まって、だれでもルームが持てるよって段階で、はじめたと思うんですけど、
それが8月8日っていうのは、Twitterのログを見たときに、8月8日に始めたよってツイートしてるんで、8月8日であることは間違いないんですよ。
ねお
最初の試験運用みたいな期間は、あまり大きく告知されていなかったので、そのなかで情報をみつけて、その日にはじめた感じなんですね。
メンバーさん集め
夏季先生のルームって、初期のころからめっちゃメンバーさん多くなかったですか?
夏季老師
うーん、その当時たしか、Twitterのフォロワーが3000から4000人くらいだったんですけど、そこで、始めたよっていうのを告知したときに、けっこう最初の段階でひとが来てくれたのは覚えてますね。
初期のメンバーさんはTwitterから
夏季老師
いろんな話をしていくなかで増えていったんですけど、オープンチャット自体をTwitterで宣伝したのは、本当に初期の初期、8月、9月くらいで、12月にはもうTwitterに載せるのをやめてたと思うんですよ。
なぜ募集を止めたんですか?
オープンチャットで活動し始めて、あまりTwitterとリンクさせたくないなって思った時期があったので、やめちゃったんです。
なので最初のうちは、私のTwitterから来てくれた方が多かったんですけど、それ以降はずっと、オープンチャットの検索から。
ねお
初期のころは、とくに状況の変化が色々ありましたからね。
オープンチャットの検索機能
そういえば、先ほどトークルームでおっしゃってましたが、オープンチャットの検索も止めたんですか?
夏季老師
1200人を超えたあたりから、急になんか、どどどっと人が入り始めた時期があったんですよ。先月かな、末くらいだと思うんですけど。
いわゆる興味本位の人が、すごく、ばーって入ってきて、やっぱりそれだとどうしても、、
メンバー流入を調節
状況にあわせて、オープンチャットの検索機能の、オンとオフを使い分け、メンバーさんの流入量を調節
夏季老師
出入りが激しくてっていう感じだったので、ちょっと支障があるなって感じたんですよね。
で、一旦ちょっと止めとこ!ということで、検索はとりあえずオフにして、ちょっとまずいなと思ったので、止めました。
この間ちょっと再開したんですけど、やっぱり同じような状況になったので、また止めました。
たくさん来すぎてもむずかしい
夏季老師
人が増えるのはいいんですけど、やっぱり荒らしもそうですけど、ちょっと様子見に来たみたいなのがあまりにも多かったっていうのがあって、止めたっていうところですね。
ねお
入退室がおおすぎると、ちょっとルームが成立しなくなってしまったりしますよね。
ねお
状況にあわせて検索をオン・オフにして、新しいメンバーさんの流入を調節できることろは、オープンチャットのよいとこですね。
最適なメンバー数
トークルームの最適なメンバー数について聞いてみました
ねお
ルームのジャンルとかテーマとか、メンバーさんの構成で、成立する下限の人数と上限の人数があるんじゃないかなって思っていて、
どのルームでも5000人を目指したら良いってもんでもないよなって思っているのですが、まとまるルームはいいと思うんですけど。
ルームの状況を見ながらしっかりと広げていきたい
夏季老師
私としてはもっとちゃんと広げて、しっかり、なんだろうな、中国語を勉強している、しっかり勉強されている方が情報交換できる場になればなというのが一番の理想なんですけど、
やっぱり悪目立ちするとそれがむずかしくなって来るのかなと思っているので、検索をオフにしたりとか。
ルームの雰囲気を最優先に考えて
夏季老師
多分、今回アワード受賞の記事が出たことで、もしかしたらちょっとは入ってくるのかなとは思ってはいるんですけど、
いろんなルームがたくさんある中で、比較的地味な中国語の勉強っていうところに、わざわざ入ってくる人はいないんじゃないかなと思って楽観視はしているんですが、
良いメンバーで回り始めている、あのルームの雰囲気をこわすほどの流入は、ちょっと今のところは一旦さけとこうかなと思って感じですね。
ねお
ルームに参加させていただいて、ほんとにいい雰囲気で回っているっていうか、バランスが良いというか、
なんかいろいろな話題が出るんだけど、行きすぎないで、なんでこんなにまとまってるんだろうって思っちゃうくらいの笑
ねお
それがこわされてしまうのは、やっぱいやだと思います。
幅広い学習レベルの人が参加できる
ねお
ルームに参加したとき、ちょっとぼくにはむずしいなぁと思って見てたんですけど、
しばらくみてたら、初級くらいだったら、ぼくもできるなっていうのがあったり、いろんな人が勉強できる感じになってるんだなって思いました。(※筆者は少しだけ中国語を勉強していた時期があります。)
色々なレベルの学習者が参加できるよう、有志のメンバーさんが積極的に活動
私が問題を出せるわけじゃないので、有志の人が上げてくださっているので、それはもう私の管理からは全然、違うところにあるんですけど、
みんなけっこう空気を読んで、これくらいかなみたいな感じで出してくれているので、すごいなと思います!
オプチャの機能をフル活用した学習法
みんなのアイデアでやりたかった学習法を実現
「中国語勉強中!」は、夏季先生が、中国語の学習にもっともたいせつだと考えるすべての学習法を、メンバーさんとみんなで考え、LINEがオープンチャットで提供する、さまざまな機能を活用して実現させた、みんなで一緒に楽しく中国語を勉強できる、学習系のトークルームです。
それでは、実際の活用方法を聞いていきましょう。
ボイス投稿と画像投稿を活用した書き取り
音声で出題してノートに手書きで回答
夏季老師
基本的には、書き取りをしていて、有志の方が出してくださる問題ですね。
トークに上げられている、音声データだったら音声データを聞いて、漢字とピンインを書きとって
なぜか、だいたい夜の9時になったんですけど、夜の9時に一斉に書き取りしたノートの写真を撮って、画像であげるっていうことをやっていてます。
問題となる音声を、ボイス投稿やファイル機能で投稿してルーム内のメンバーさんに共有、書き取りした手書きのノートを画像投稿で、提出時間にみんなでトークルームにアップ。
課題の内容はノートに投稿され、それを、いつでも確認できるよう、アナウンス機能を使ってメンバーさんにお知らせ。チャット機能を使って、みんなで答え合わせ。
並べ替え問題
夏季老師
並べ替え問題、語順問題っていうような感じで、検定試験みたいな問題を出してそれをやってます。
ボイス機能を使った音読とチャットでのアドバイス
ボイス機能を使って音読を上げ、メンバーさん同士でチャットでアドバイス
夏季老師
音読ですね。自分が書き取ったりしたものとか、違うところから持ってきたものとかを音読して、アップして誰かに聞いてもらう。
画像の投稿機能を使って出題された課題をみんなで音読。チャットを使い、メンバーさん同士アドバイスを交換し合う。
ボイス投稿の上手な使い方-LINEひとりグループの活用-
何度も録りなおしてボイスを投稿する方法
夏季老師
LINEのボイス機能って一発取りじゃないですか。
こんな一発録りでうまく録れるの!って、思ってびっくりしちゃったんですけど、それで聞いてみたら、実はそうじゃなくって、たとえばiPhoneとかなら録音機能を使って、そこから共有しても同じことができるし