連載インタビュー第3回/後編「中国語勉強中!」管理人 夏季老師
インタビューの内容【後編】
後編では
後半では、オープンチャットを活用することで、それをオンラインで提供することを、見事に実現された、自身が考える日本人のための中国語学習法について迫りたいと思います。
そのテーマは、「音と漢字」の印象。
オープンチャットで管理人さんをされてみて苦労したことや良かったこと、そしてオープンチャットを始めてからの生活への変化、オープンチャット以外での活動、今回ももりだくさんな内容でお届けしたいと思います!
夏季先生が考える、オープンチャットへの想いは、ネット利用全体への、ある心配へと行きつくことに。
それでは、今回も最後までよろしくお願いします!
前編はこちら
【連載インタビュー第3回/前編】中国語✖オープンチャット|管理人 夏季老師連載インタビュー第3回は中国語オープンチャット 管理人の夏季老師
今回のインタビューは、オープンチャットのさまざまな機能を活用し、みん...
中国語勉強中!管理人 夏季老師に聞いてみた【後編】
夏季老師の独学者向け中国語学習法とは
日本人には日本人の中国語学習があるっていうのはどういう感じなんですか?
夏季先生が考える、日本人が中国語学習にもっとも必要なことをを聞いてみました。
漢字と音
漢字に引っ張られてしまい音を置き去りにしてしまう
夏季老師
これは私の考え方なんですけど、
そうですね、結局、漢字っていうところに引っ張られてしまって、どうしても音を置き去りにしているっていうか、
「音」をあんまり聞かないでやってる人が結構多いのかなっていう印象があるんですよね。
漢字を知っていることのデメリット
夏季老師
とくに中国語を独学するってなったときに、なまじ漢字が分かるもので、「花」っていう字を見たときに、ああ花だなっていうふうに、分かるじゃんって思っちゃうと、もうそこまでなんですけど、
「ピンイン(発音を表す表記))」っていうのがあって、その「音」と「ピンイン」と「漢字」と「意味」があるわけなんですよね。
音と意味をつなげる
夏季老師
そうすると、「花」っていうものの発音が、「huā(ファー)」なんですけど、その「huā(ファー)」っていう「音」を聞いて、すぐに花っていう「意味」につながらなきゃいけない、
漢字じゃなくて、「お花の映像」が出てこなきゃいけないんですよね。
夏季老師
それができるようになるには、けっこう漢字がジャマをしていて、その「漢字」がたとえば、「huā」っていう「発音」を聞いたときに、そもそも分からないとか、もしくは「huā」っていう「音」を聞いたときに、「漢字」がパッっと先に浮かんじゃうとか、そして「意味」につながっていくってなると、ちょっと漢字がジャマになってくる。
日本人は読解や作文は得意だけど
夏季老師
ダイレクトに音から意味につながらないと、話せるとかにはなかなかならないので、日本人ってどうしても、読解とか作文は得意なんだけど、話すとか聞くとか発音とかが苦手な人が多い印象なんですね。
書き取りで音と漢字とピン音と意味をリンクさせる
夏季老師
書き取りをすることによって、少なくとも「漢字」と「ピンイン」と「音」と「意味」を「リンクさせる」ように、音が聞けないとやれない課題を出したいっていうところがあって、それがたぶん、根本的なあそこのルームの学習の考え方にはなってると思います。
「中国語勉強中!」は、それができるチャットルーム
ねお
やりたかったことがオープンチャットを活用して、みんなで考えて出来ているわけですね!
オープンチャットで中国語独学者のための勉強法を確立
夏季老師
独学の人がおちいりやすい、中国語の勉強のワナみたいなもの、漢字のほうに行っちゃっていう、
書くほうだけに行っちゃうっていうのは、勉強の方法だけ確立させれば独学でもいけるよねっていう、それをやりたいっていうのはあるので、それは成功してると思います。
中国語のイントネーション
中国語は四声(イントネーション)が違うだけで伝わらない
ねお
ぼくは最初、中国語が、四声が合わないと伝わらないのが、いじわるしてんじゃないのかなって思ってたんですよ笑
ねお
なんでイントネーションが違うだけで通じないんだよとか思ってましたけど。
ねお
日本語だと、「蜘蛛」でも「雲」でも、「くも」っていったら通じるのに、通じないはずないでしょって笑
ねお
日本人の感覚だと、いやわかるでしょとか思っちゃって笑
夏季老師
そうなんですよー、わかんないんですよ困ったことに。
※中国語は四声(イントネーション)が違うとまったく通じません。
会話するために必要な要素
夏季老師
第一優先でやらなきゃいけないことで、四声が合ってる、声調があってれば、ほかの発音なんてそこまで重要じゃないかなっていうくらい、声調が大事。
私もほかは英語をちょっとやるくらいなので、声調のある言語っていうのはちょっと特殊なのかもしれないですけどね。
日本人は発音が苦手
ねお
やっぱり日本の学習方法は、英語にしても発音とかってダメな感じですよね。
夏季老師
やっぱりたぶん、それは英語とかにも通じるのかなとか思いますけど、どうしても机の上の勉強をしたがる人が多いので、
夏季老師のおもしろ中国語
例えば、
中国語で「パンダが見たい」は、
「我想看熊猫」と表現します。
しかし、“熊猫”のイントネーションが変わると、まったく別の言葉になってしまいます。
正解は①!
②の発音だと、なんと「胸毛」になってしまいます。
「胸毛が見たいです」…大きな誤解が生まれそうです。
これは極端な例ですが、「中国語は発音が命」と言われる理由はここにあります。
ですが、発音に慣れてしまえば
・漢字が使える
・文法はシンプル
と、学びやすい要素が多いのが中国語なのです。
オープンチャット以外での活動
夏季先生のネットを活用したそのほかの活動も一部ご紹介!
YouTubeを活用した いつでも視聴可能な教材用の動画
生徒向けの教材としていつでも視聴可能な動画をYouTubeで配信
YouTubeチャンネル「夏季老師の日本人のための中国語」
夏季老師
YouTubeの動画は、私が学生用に作った動画なんですけど、オープンチャットでも全く同じ使い方ができるんですよ。
私じゃなくても、ほかの方が聞かれたときに、はいこの動画見てってリンクをつけてくれるので、まぁほんとにそういう意味でも楽ちんだなと思っているので
まぁあれですね、そういう感じでやってたので、そういう感じでも便利に使ってるのっていうのがあります。
動画の編集はiPad
iPadを上手に使いこなされた動画作成のヒントも!
ねお
この動画作るのって、めちゃめちゃ時間かかるんじゃないですか?
夏季老師
いやー、iPadの画面収録で収録して、iPadでやってるだけなので笑
iPadで画面収録しながらiPadの画面に書きながら、私が話して説明したものを録画しておいて、後から編集もiPadでやってるだけなので笑
夏季老師
大変なんですよね、顔出しして説明するってなると、場所もいるし、ホワイトボードとかどうやって見せるかとか、光の加減とか、私の映りの良さとか、ちょっと全部気にしなきゃいけないので、
気にするのがいやで、そういう形になってるんですけど。
ねお
いやー、でもiPad画面録画すれば手書きのとかできちゃうんだ、なるほどって思いました!
なんとアニメのファンアフレコも!
ロシャオヘイ戦記というアニメ作品を使った、ファンアフレコ活動にも参加されています。
ねお
こういう活動めっちゃ好きです!
なにかを伝えることが、ほんとうに好きなんですね!!
ルーム運営で苦労したこと
一番困るのはグレーゾーンなひとの対処
夏季老師
言動にデリカシーがないっていうか、でも退会にするような感じではない、グレーゾーンの方の対応は、ちょっと大変ですね、
決定打がないグレーゾーンな場合はやっぱり…
夏季老師
決定打があれば退会にできるけど、そうじゃなかったらちょっと、ずっとモヤモヤやらなきゃいけないっていう、
ねお
退会にはできないけど、ちょっとこの人いるとずっとしんどいみたいな場合、ちょっといやですよね笑